株式会社一(ぼう)の名刺が、なんとかできました。

はじめまして、一です。(表)

一の、ひゃくいちです。(裏)

 
そんな、まさに一の名刺ができた。

この名刺のデザインから逆算して会社のロゴをつくったので、ロゴがそのまま名刺になった感じに。ロゴの縦横比率は、通常の名刺サイズ(91×55mm)にちょうど5本入るようになっていて、きれいに裁断できれば1枚から5本の名刺が収穫できる。

そう、「きれいに裁断できれば」の話である。

というのも今回、一枚一枚に心をこめて、自分で切ることにしたのだ。(裁断してくれるサービスがあることを知らなかった)

大変遺憾なことに、わたしは小学校の家庭科の授業にて「みなさん、こんな不器用な人とは結婚しないほうがいいですよ!」と、夢広がる将来に目を輝かせるはずの教室で、担任の先生から公開処刑されてしまったほどの手先の持ち主なのである。

教えられたとおりに手や指を動かせるなんてことは一度もなく、

あの温厚で有名な先生の図太い堪忍袋の緒でさえ見事に断裂させてしまったわたしの本気が、

こちらである。

その後も切りつづけるものの、なんだかどうも、うーん。

うーん。

ぐしゃぐしゃぐしゃ。(積みあがっていく名死たち)

なんだか、ぜんぶ、曲がっているような気がしてきた。

ただ、このまま自分の名刺を延々と切りつづけて人生を終えてしまうわけにもいかない。「いびつな形も手づくりの味!」と自分のマインドを都合よくコントロールして、一気に切っていくことにすると、

40枚、つまり200本分をなんとか切りおえることができた。(ここまで4時間)

そこから、先生に今度は屋上から突きおとされかねないレベルのものだけを粛々と取りのぞき、

ついに完成。

名刺の文字のレイアウトを担当してくれたデザイナーが「あ、そもそも白い紙じゃなくて黒い紙に印刷したほうがよかったんじゃないですか。切断面も黒くて棒っぽくなるから」と言ったが、わたしの耳にはひとことも届きはしなかった。(次回分から検討します)

さっそく、まだ見ぬ楽しい人たちと出会って、どんどん配っていこう。そうすれば、わたしの致命的な不器用さで散っていった名刺たちも、きっと喜んでくれるだろう。

 
 

Special Thanks: Matsuo Satoshi / Designer