コピーライターになりたかった人のためのコピーライティング講座 「天才お断り! コピー “非” 発想法」を開催します。

コピーの「発想法」だとかライティングの「スキルアップ」だとかの謳い文句が踊りがちな講座やセミナーが大嫌いで、これまで一度も行ったことのなかった自分が、クリスマスが迫るみなとみらいの夜にコピーライティングの講座をやることになってしまった。

正直、困った。だから、そもそも、どうして大嫌いなのかを考えてみることにした。

まず、なによりも「コピーライティングは発想するものだ」という考えかたが苦手なのだと気づいた。あたかもコピーが「天才的なひらめき」であるかのように見せて、上から目線の「クリエイティブ」とやらを振りかざすのはイヤだ。

次に、「コピーライティングはスキルだ」という考えかたも苦手なのだと気づいた。あたかもコピーが「小手先の思いつき」であるかのように見られるのもイヤだ。

そんな2歳児以来のイヤイヤ期に差しかかったらしい面倒な中年男(私)がやらせていただく講座のタイトルが「コピー “非” 発想法」である。

コピーは「ひらめき」でも「思いつき」でもない。そんな性格がひん曲がっていそうなコンセプトを掲げた。天才的なひらめきはなくてもいいけれど、小手先のテクニックで思いつけるわけでもない。今の自分がふだんから大切にしているコピーライティングの考えかたを僭越ながらベースにさせていただきつつ、コピーライティングの根本に潜む「考えかた」をみなさんと一緒にもっと深めていけるようなプログラムを目指したい。

ものすごく極端に言ってしまえば、コピーは単なる言葉の組み合わせである。つまり、なにかを「創りだす」というよりは、無限の組み合わせのなかから最適な答えを「探しだす」といったイメージが近いのではないかと個人的には思う。やっぱり、ちょっと極端だったかもしれないけれど。

いずれにしろ、やみくもに最適な答えを探しはじめても時間がもったいない。まずはプロジェクトの目のまえでこんがらがっている情報たちを整理するところから始めてみることをおすすめしたい。

その情報を整理するために必要な考えかたの手順をお伝えするのが今回の講座の大きな目的のひとつになる。ある意味で、この手順さえ踏めば、だれでも「一定の答え」を見つけだすことができるのではないかと期待しているのだけれど、そう断言してしまうとすでに山盛りの胡散臭さがちっぽけな器からあふれだしてしまいそうなのでやめておく。

きっと、こまかい手順をすっとばして一瞬で名コピーを探しあてることができる、いわゆる「天才」と呼ばれるタイプの人たちにはまったく役に立たない講座になると思う。

どちらかというと、自分に特別な才能があると自惚れ、自分の文章で生きていくことを目指してアダルト会社や某中国法人支社長など10年で10職以上を流転したのち、ようやく自分は特別じゃないことに気づき、そろそろ真面目に死のうかなと人生を諦めかけている。

そんな方におすすめしたい講座になる。コピーライターになった人やコピーライターになりたい人というよりは「コピーライターになりたかった人」がいいかもしれない。でも、本当はまだ諦めきれないでいる。そんな方たちが、もう一度、あたらしい道を模索してみる機会になってくれたら嬉しい。

少なくとも、そのあとに第52回宣伝会議賞グランプリを受賞して、もうすこし生きてみようかなと思いなおし、32歳にしてまったくの未経験からコピーライターとなり、東京や大阪の制作会社で約3年ほど経験を積んだのち、見切り発車で独立。自分ひとりだけの会社を経営しながら家族三人をなんとか当面は養っていけるかもしれないくらいにはなれるかもしれない。

なんだか地味で泥臭くて華がないコピーライティング講座になりそうだけれど、クリスマスが目前に迫るみなとみらいの夜に、きらびやかな夜景を眺めながらデートもせずに聞いていただくにはぴったりの内容ではないかと思う。

ちなみに今回は、横浜中華街の老舗・公生和さんのはからいで、とある商品のコピーをとあるテーマのもとでお書きいただく機会も用意した。会場から徒歩20分圏内にあるので、お店を自分の目で見て、商品を自分の舌で味わいながらコピーを考えてみてほしい。

講座の最後にはベストコピーを選出し、賞品もプレゼントされるとのこと。場合によっては実際に商品コピーとして使用されるかもしれないので、かつての私とおなじように、コピーライターになりたいけれど実績がない。そんな業界未経験の方の実績づくりの場としてもご活用いただければと思う。

ぜひ、メリークリスマスならぬコピークリスマスをお愉しみください。


 
講座タイトル:

コピーライターになりたかった人のためのコピーライティング講座 「天才お断り! コピー “非” 発想法」

 
講座コンセプト:

コピーは「ひらめき」でも「思いつき」でもない。

天才的なひらめきはなくてもいいけれど、小手先のテクニックで思いつけるわけでもない。今の自分がふだんから大切にしているコピーライティングの考えかたを僭越ながらベースにさせていただきつつ、コピーライティングの根本に潜む「考えかた」をみなさんと一緒にもっと深めていけるようなプログラムを目指します。

 
講座プログラム:

STEP1. コピー非発想法(コンセプトづくり編)【約60分】
プロジェクトの情報を整理して「コンセプト」を探しだす考えかたをご紹介します。

STEP2. コピー非発想法(コピーづくり編)【約60分】
コンセプトをベースにして「企画」や「コピー」を探しだす考えかたをご紹介します。

STEP3. コピー非発想法(実践編)【約120分】
コピー非発想法をもとに、横浜中華街の老舗・公生和さんのとある商品のコピーをとあるテーマのもとでお書きいただきます。会場から徒歩20分圏内にあるので、お店を自分の目で見て、商品を自分の舌で味わいながらコピーを考えてみてください。講座の最後にはベストコピーを選出し、賞品もプレゼント。実際に商品コピーとして使用される場合もあります。

※ プログラムの内容や時間は、変更される場合がございます。

 
お手数ですが事前にやっておいていただきたいこと:

自分が好きなフレーズを10個ほど探しておいてください。そして、どうしてその言葉たちが好きなのか。なにか共通する理由がないかを考えてみてください。

 
登壇者プロフィール:

田辺ひゃくいち

ことばでコンセプトをつくってからコピーや企画などを考える会社「一(ぼう)」代表。慶應大学環境情報学部卒業後、アダルト会社や某中国法人支社長など10年で10職以上を流転したのち、第52回宣伝会議賞グランプリを受賞。もうすこし生きてみることに。現在は企業の「言葉顧問」も務める。偽名。

 
開催情報:

日時: 2018年12月22日(土) 13:30〜17:30 (受付13:00〜)
会場: 北仲COOP(仮設北仲BRICK)
住所: 横浜市中区海岸通5-25-1(Googleマップ
費用: 6,800円
定員: 10名

 
お申しこみ:

そのほか本イベントに関する詳細や「お申しこみ」については、本企画を主催・運営する「からだ部」さんが開設した「Peatixページ」からどうぞ。